チームワークなしではできない【ドライテックの遠距離出荷】
最近、弊社ではドライテックの遠距離出荷が増えています。大分市・別府市・佐伯市・北九州市などに出荷することが多いのですが、弊社のある豊後高田市からの運搬時間は大体1時間~1時間30分。
普通の生コンなら質が落ちてしまう距離なので、あり得ない運搬時間の長さです。
ドライテックの長距離輸送を安全・安心に行うにはどうすればよいのか?今回はドライテックの遠距離輸送を可能にするために、弊社が行っている3つの工夫を紹介させて頂きます。
【ドライテック輸送の工夫①:配達経路確認&地図作成】
遠方へ配達に行く場合、時間通りに生コンを配達するために「ルートの予習」を欠かさないようにしています。
「スマホのナビでいいのでは?」と思うかもしれませんが、ナビは一般乗用車向けの最短ルートを示すため、生コン車(4t車・10t車)が通れない狭い道へ誘導される場合が多いのです。
そのため弊社では、Googleマップで経路を確認し、分岐点の目印となる地点のストリートビューをスクリーンショット。地図に貼り付けて運転手が迷わないようにサポートしています。
この地図作成の作業は、製造係の女性社員が責任を持って担当してくれています。そして運転手は、配達前日に自宅でその地図を読み込み、頭に入れて出社してくれているのです。
【ドライテック輸送の工夫②:スケジュールの調整】
外構工事の現場が動き始めるのは朝8時頃のため、生コンは朝一番の到着希望が多いです。
しかし、遠方出荷は到着までに時間が掛かるため、社員は7時半からドライテックの製造を開始。そして8時前には出発するというスケジュールをこなしてくれています。
【ドライテック輸送の工夫③:遅延材の調整】
混和剤の調整は、生コンの命。ドライテックの場合は、通常のAE減水剤に加えて遅延剤を入れているため、3時間は硬化がはじまりません。
この3時間のうち、1時間半運搬、1時間半施工のイメージでスケジュールを組んでいるのですが、運搬距離・天候・気温により遅延材の添加量の調整が必要です。
弊社では、これまでの経験で蓄積されたデータをもとに、3パターンの添加量を使い分けています。
このように、ドライテックの長距離輸送は「社員の協力=チームワーク」なしでは実現できません。
そして何より、ドライテックの良さを認めていただき、「遠方でも持ってきて欲しい」と注文してくださるお客様がいるおかげです。
今後も、高品質な生コン・ドライテックを安全第一で出荷できるよう努めていきたいと思います。